2019年8月30日金曜日

同僚のパワハラ、解決中?

同僚のパワハラ、本当に解決中ですか?

職場でのパワハラやイジメって、最近よく聞くことだと思います。たいていは会社と社員、上司と部下とか、組織の中で立場が優位な人とそうでない人のことを言っているのがほとんどです。
けれども介護の職場では、職場の中で同じ立場の人、つまり同僚どうしのパワハラやイジメって、かなりあるんです。あなたも、「イジメられています」「これってパワハラじゃない?」ということはありませんか?
あっては本当に困るのですが、介護の職場で、同僚どうしがもめる原因は、職場の環境にあることがほとんどです。そんなわけで、介護の職場での、同僚どうしのパワハラやイジメを考えてみたいと思います。


介護の仕事現場

介護はひどい人手不足と言われていることは、すでにみなさん知っているとおりです。
ですから、この職場には本当にいろんな人がいます。知識や経験が浅いか全く無く、この仕事ははじめてという人もいるでしょう。また、中には10年以上やっているベテランと言われる人もいます。そしてその中にも、仕事に対して自分から真摯に研鑽するもいますし、反面そうでない人も当然います。性別はちろん、年齢層も幅広い。自分のお母さんやお父さん、娘や息子のような世代の人たちと分け隔てなく接して一緒に仕事をしなければなりません。
仕事もただ自分一人で物に向かって黙々とこなせばよいというわけには当然いかず、複数の方たちと複数の人間(職員)が密に関わらなくてはならないですし、介護を必要とする方たちですから、その関り方もただ自分は自分であればよいということでは、かなりこの仕事は難しいのかもしれません。
けれども、人手不足に悩む事業主は、そんなことで踏みとどまっていられないと言うでしょう。「来る人拒まず」極端に言うとこんな状況ではないでしょうか。


あなたの職場で優位な人

上のような状況ですから、行う仕事は同じ職場の同じ立場の職員どうしでも、人によってものすごく差が出ます。そしてその中で立場が優位になる人とそうでない人が出てきます。
あなたの職場で優位な人って誰でしょう。施設長とか、いわゆる偉い人は除いて、あなたと同じ立場、同僚の中で考えてみましょう。

  • 経験が長い
  • 知識、技術に長けている
  • 仕事が早くて正確
・・・

ざっと考えるとこのような人たちは職場で優位になりやすいでしょう。ということは、そうでない人は同じ職場の中で優位にはなれない、そういう立場になりやすいと言えます。

優位さをふりかざしてはダメ

自分が優位な人は、優位だからと言って、それをふりかざしてはいけません。ふりかざしてはいけませんとは、人を自分の考え方や意見、主張にただ黙って従うだけの、いわゆる奴隷・子分・手下のように扱ってはいけませんという意味です。

  • Aさんは使えないね
  • Bさんは向いてないよ
  • Cさんは辞めてほしい
・・・

こんな言葉が出てくるようになったら、職場で優位になっている人たちがわがもの顔でふるまっているか、その傾向が表れはじめているかのどちらかです。
もしもこのような言葉が職員どうしでささやかれ(もちろん良くないです)はじめ、他の職員を仲間外れのような目に遭わせたり、その職員本人に直接向けられることがあれば、それこそ本物のイジメ、パワハラ=パワーハラスメントです。


もちろん理由はあるだろうけど

する側にも理由はあると思います。その最も大きな理由は、

  • 仕事ができないから


ではないでしょうか。また「仕事ができないから困る」というのにも理由があって、

  • 利用する方たちのためにならない
  • 終えられない仕事を残業でこなすことなどの負担が重い


ということがあります。介護の仕事は重労働ですから、そこにあらたに残業などの負担が増えれば、それが不満になるのは当然です。また、「利用する方たちのためにならない」と言うのは、介護の仕事に真摯に向き合っていればいるほど、より「利用される方たちのため」を考え行動しているので、習熟していない職員の仕事内容を批判、場合によっては否定したりします。
もちろん、介護者にとってはよりよい介護をするために、批判を重ねて良くしてゆくのはよいことだとは思います。しかし、それがその職員という人間そのものの否定になってはアウトです。人として許してはなりません。

お互いが原因ではない

お互い生身の人間なので、どうしてもこじれることはありますが、介護職員どうしが仕事上でこじれることの根本的な原因は、上に書いた「ひどい人手不足」なんです。

ひどい人手不足
習熟していない職員が入る
慣れた職員とそうでない職員との軋轢
イジメやパワハラ

簡単に言うと、こういうパターンで職場での人間関係がこじれ、ひいてはイジメやパワハラに発展してゆきます。
経験・知識・技術のある職員にとってはそうすることが当たり前でも、習熟していない職員にとっては何が何だか理解できないけど叱られる。こんなことはありませんか?
人手不足のために、全くの未経験できて分けも分からず否定されてばかり、もう一方は「何でできないの」「やらないの」と憤ってばかりでは、とても気持ちよく働きやすい職場とは言えません。
問題の本質は、お互いにあるのではなくて、介護の仕事を取り巻く世の中の現状、とりわけ「ひどい人手不足」、これに尽きます。
職員どうしがいがみ合ったり、イジメやパワハラをするなんて、利用する方たちのためにならないどころか、自分たちにとっても、とてももったいないこととしか言いようがありません。

じゃあどうすればいい?

人手不足と分かっているくせに何もしようとしない事業主のお尻を叩くには、ユニオンに加入して団体交渉を持ちかけるのが有効です。
あなたがユニオンに加入すると労働組合員となり、団体交渉権という権利を持ちます。いわゆる特典みたいなものです。この権利を有効活用して、ろくに手を打たない事業主に直接人手不足に対する対策を講じさせてみましょう。
もう一つは学習です。学習は介護技術や知識に関することはもちろんですが、介護職員=介護労働者として、介護保険などの制度やそれを取り巻く世の中のこと、そしてその中で仕事をして暮らす自分のことを学ぶことが大切です。
自分のことを学ぶことによって、何をどうしたいのか、何がどうなれば良いのかがハッキリしてゆきますし、自分が何をしてゆけばよいのかの自信にもつながります。
新潟介護クラフトユニオンも、このような学習会の開催を予定しています。
ただしユニオンによっては、ただお茶を濁すだけの親睦に務めるところもあるのでご注意を!

ユニオンはあなたの道具=ツール

ユニオンはあなたを良くし、みんなを良くする道具=ツールです。こういう考え方で加入したらよいです。
働く私たちはみんな平等で対等な立場です。会社の偉い人や上司に言われたからと、なんとなく「そうかなあ」と思わなければならない必要なんてありません。
あなたが良くなりたい、そしてみんなが良くなる。そのための道具がユニオンですし、この道具を良くするのも悪くするのもあなたであって、みんなです。
誰かに言われたから「そうしなければならない」ではなく、あなたがどうしたいのか、そして何をしてゆくのか一緒に考え行動しませんか。
上でいろいろ書きましたが、くわしくは下の相談窓口をクリックして、ぜひメッセージを送って下さい!




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